こんにちは、きくたまchのたまごです。
前回は、オーボエを始めたばかりの方へお伝えしたいこととして、リードについて解説しました。
今回は楽器について知っていただければ嬉しいです。
オーボエという楽器は、楽器自体にもチェックすべき事があります。
今日、なんだか調子が悪いな…と思ったらチェックしてみてください。
楽器のチェックポイント
楽器のチェックポイントは、全部で4つ。
・楽器が割れていないか
・キーが曲がっていないか
・調整が狂っていないか
・リードがきちんと挿さっているか
今回の記事では、それぞれのチェックポイントと、解決法について解説していますので、一つずつ確認してみてください。
楽器チェックポイント① 楽器が割れていないか
木管楽器は管体が割れてしまう事があります。
割れは、数ミリの小さなものから数センチの大きいものまで起こりえます。
割れを発見した時は本当にショックですが、割れたからといってもうその楽器が吹けない、というわけではありません。
割れは埋めて修理する事ができます!
小さな割れであれば演奏に支障がない場合もあります。
が、そのまま吹き続けていると割れが大きくなる場合もあります。
大きな割れで、管内まで達していると、そのから空気が漏れてしまって、音が鳴らなくなります。
小さな割れは気付かないこともあり、楽器屋さんに持って行ったら割れていた、ということもしばしば。
酷くならないように、こまめに管体のチェックをしましょう。
木目と割れの違いは一目瞭然です。
どっちかな?と悩む場合は、大抵木目な事が多いです。
(割れの画像があればよかったのですが…)
楽器チェックポイント② キーが曲がっていないか
オーボエは他の木管楽器に比べて、キーの数が多いです。
組み立てや分解の時にキーを握ってしまうことで、簡単にキーが曲がってしまいます。
できる限りキーを触らずに組み立て・分解できるように、オーボエは楽器の練習より前に、どのように持って組み立て・分解したら良いのか、研究・練習する必要があります。
詳しい組み立て・分解方法は次の記事で!
まず、パッと見てキーが曲がっていれば、うまく穴が塞がっていなかったり、きちんと動いていない可能性が高いです。
発見したら、自分で無理に曲げずに楽器屋さんにお願いしましょう。
楽器チェックポイント③ 調整は狂っていないか
正直、これを見極めるのは最初のうちは難しいです。
なので、できるだけ定期的に楽器屋さんに調整をお願いしましょう。
そして、調整ができている良い状態を知っておくのが大事です!
良い状態がわかっていれば、悪くなった状態もわかるはず!
楽器チェックポイント④ リードがきちんと挿さっているか
これは、楽器のチェックポイントとは少し違うかもしれないですが…
なんか、音程がとりにくいな…
とか、感じたら、リードが奥まで挿さっているか確認してみましょう。
リードを挿すところを、リードソケットと言います。
演奏する時は、基本的にはリードを奥まで挿し込みましょう。
楽器によって少し異なりますが、大体これくらい奥までリードは入ります。
コルクが1cm以上見えていたら、まだ奥に挿し込めると思います。
音程が高い時に、少し抜いて調整することもありますが、音列が悪くなるので注意が必要です。
オーボエは音程をリードで調整するようにしましょう。
というのは、リードの抜き差しではなく、音程の合うリードを使うということです。
音程の高いリードを無理して低く下げて吹いていると変な癖がついたり、発音できなかったりします。
逆も然り。
リードを選ぶ時は、音程もチェックですね。
(リードのチェック方法もそのうち取り上げます!)
まとめ
あれ?おかしいな?と感じたら、楽器をチェックしてみましょう。
以上がなければリードが原因かもしれません。
リードのチェック方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
楽器もリードも悪いこともあります(笑)
なんだか調子が悪いな…と感じたら、まずは楽器とリードのチェックをしてみましょう。
楽器やリードが悪いのに、自分のせいにしてしまうのはとてもよくありません。
もし、楽器もリードも問題なさそうだったら、自分に原因があるかもしれません。
例えば、支えやアンブシュアが崩れているかもしれません。
そんな時はこちらの記事も参考にしてみてください。
オーボエはいろんなところに不調の原因があります。
どこが悪いのか見極められるようになると良いですね。
これはすぐにできるようにならないので、焦らずに、
- リード
- 楽器
- 自分自身
一つずつよく観察してみてくださいね。
質問等ありましたら、お問い合わせよりお気軽にご連絡ください!
それでは!
きくたまch
ブログ担当
たまご
コメント
[…] […]