こんにちは、きくたまchのたまごです。
今日の動画は、先日公開したヨルシカさんの「ただ君に晴れ」です。
歌詞は人によって捉え方が異なると思うのですが、考えれば考えるほど切なくなったり、寂しくなったり、けれど強さを感じたり…
ぜひ聞いてみてください!
オーボエの憧れの音色
オーボエは音色が特徴的で、それに憧れてオーボエを始める方も少なくないと思います。
ですが、実際に吹いてみると憧れていた音色とは程遠い…なんてことありませんか?
オーボエは難しい、と言われていますが、自分自身が思い描く音色と実際の音がかけ離れている、なんてことを感じる方が多いのかもしれません。
「オーボエって難しいって言われるけど、実際どうなの?」という疑問について、解説した記事もありますので参考にしてみてくださいね。
では、自分自身が出したい、思い描いている音色を出すためにはどうしたら良いのか、解説します!
音色を良くする方法
では、具体的な方法を解説していきます!
方法① 理想の音をイメージする
まずは、自分が出したい音をイメージすることから始まります。
頭の中に音のイメージがなければ、その音を出すことは絶対にできません。
そのイメージを持つために、たくさんの音を聞くようにしましょう。
CDでも構いませんし、コンサートに行くのももちろん良いですよね。
最近はYouTubeでもたくさん動画がありますので、手軽に聞くことができます。
いろんなオーボエの音を聞いて、
あ!この音好きだなあ。こんな音で演奏したいな!
という理想を持って、その音をイメージしましょう。
それが良い音、好きな音を出す第一歩です。
方法② リードを見直す(購入している方)
オーボエの命と言っても過言ではない、リード。
音色のほとんどを決めるのがこのリードです。
オーボエはリードの管理、作成、調整が大変な楽器ですが、プラスに考えれば、リードを変えれば音色も吹奏感も一瞬にして変えることができるということです。
例えばフルートの人が「音色変えたいなあ」と思ったら、楽器を変えるか、少なくとも頭部管を変える必要があるのではないでしょうか。
今日はこの頭部管で演奏するわ!
と、本番前に取っ替え引っ替えしているフルート奏者の方を今のところ見たことはありません(笑)
曲によって楽器を変える方はいらっしゃいます(フルートは金、銀、木など材質によって音色がかなり異なるため)。
楽器を変えるとなるとかなりの出費となりますが、オーボエの場合はそれがリードひとつでできてしまいます。
リードを購入している方であれば、やはりリードは消耗品で吹いているとだんだん音は張りがなくなってきて、艶やかさも失われていきます。
前は良い音色だったのに…
というリードはやはり寿命だと思いますので、新しいリードを探しにいきましょう!
リードの寿命については、よく聞かれますので記事にしてみました。参考にしてみてください。
あまり、自分自身で音色をどうにかしよう、というのは考えない方が良い気がします。
喉を開いて!もっと口の中を広く!
…と色々おっしゃる方もいますが、それを考え出すと奏法にも影響してきて、音色どころではなくなってしまうことがよくあります。
ですがもちろん奏法において最低限注意したいことはありますので、それらはチェックしておいてください!
リードで解決できるものはリードで!が結論ですね。
方法③ リードを調整する(リードを調整できる方)
リードをご自分で削ったり、針金を使って調整できる方は、リードを変えずに調整することで音色を変化させることができます。
では、具体的にどこをどうすれば良いのか解説します。
針金を使う
音色は、リードの中心部が影響します。
中心部というのがこちら。
削ってある部分ではなくて糸の少し上のあたりです。
このあたりが横から見てぺちゃんこだと、音が薄っぺらくなります。
リードを組み立てる工程の中で、ぺちゃんこにならないように工夫しますが、もし完成した状態でぺちゃんこ=丸みがないとなれば、針金を巻くことで解消できます。
針金を巻いて丸みを持たせるようにしてみましょう。
割らないように注意しながら巻いてみましょう。
削る
音色だけに着目すると、サイドを削るのが良いです。
サイドを直接ナイフで削ろうとするよりは、中心からサイドに向かって削るようにすると良いです。
しかしサイドは削り過ぎると抵抗感が増し、吹きにくくなってしまうので、少し削ってはチェックする、を繰り返して様子をみるようにしましょう。
方法④ 楽器を変える
さっきのフルートの話と同じです。
オーボエももちろんメーカーや楽器の個体の違いによって、音色はかなり異なります。
メーカーによって大事にしている音色感はもちろん違いますので、メーカーを変えるのは音色を変化させることには大きな一歩だと思います。
メーカーそれぞれの特徴をまとめた記事もあります。
もちろんリードよりも高価な買い物にはなってしまいますが…(笑)
音色を変える手段としてアリだと思います。
方法⑤ 録音する
これは方法ではないかもしれませんが、まずは自分の出している音を知ることが大事です。
自分の音はいつも聞こえているよ?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分が演奏している時に聞こえている音は、自分自身の骨を伝わって聞こえている部分もあります。
なので、純粋に周りの人に聞こえている音色とかなり異なることが多いです。
初めて自分の音を録音して聞いた時にはそのギャップに驚いたものです…
自分の声も録音したものは変な感じがしますよね。それと同じです。
なので、自分は良いと思っていた音が実は周りからは「音が固かったね」とか言われることもよくありますし、その逆ももちろんあります。
今日は微妙だったなあ、思っていたら、「今日の音、良かったよ!」と言われることも。
もちろん自分が吹いていて気持ちよく思える音を出すことも大事ですが、そればっかりに拘らず、周りにどう聞こえているかを録音して知ることが大事です。
まとめ
今回は、音色を良くする方法について解説しました。まとめると…
●理想の音をイメージする
●それに合ったリードを用意する
●楽器も変えてみるのもアリ(お金があれば)
●自分の音を録音して客観的に聞いてみる
●リードを調整してみよう(チャレンジ!)
●音色は好み、こだわりすぎないのも手
自分に理想の音にはなかなか近づいていけないものです。
ですが、常に出したい音、理想の音を思い描いて演奏をしていきましょう。
注意したいのは音色ばかりに拘って、奏法がぐちゃぐちゃになってしまうことです。
リードを選ぶ時、音色の優先順位は最後にしましょう。
①吹奏感、②音程、③音色の順番で選ぶと良いです。
なぜなら、音色はあくまで好みの問題だからです。
ぜひ、皆さん理想の音に少しずつ近づきながら、楽しくオーボエを吹いていきましょう!
それでは!
きくたまch
ブログ担当
たまご
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