こんにちは、きくたまchのたまごです。
今日は、オーボエが上達するために必要なたったひとつのことをお伝えしようと思います。
今まで楽器やリード、体のことについて細かく解説してきましたが、今回は考え方を少し考えてみましょう!
細かいチェックポイントはこちらで確認してみてください!
上手くなるために、大事なたったひとつのこと
結論から申し上げます。
上手くなるために一番大事なこと、それは「知ること」です。
高校生の頃、数学の先生が、
数学というのは暗記です。
やったことがない問題は解くことができないです。
諦めましょう。
と言っていたのを今でも覚えています(「諦めましょう」には当時笑いましたが)。
文系クラスだったからかもしれませんが、知らなければ解くことができないと断言していましたね。
数学とオーボエは特に関係はないのですが(笑)、何が言いたいかというと、知るということが何よりも大事だということです。
では、何を知ることが大事なのでしょうか。
何を「知る」のが大事なのか
①楽器の状態を知る
楽器について知るべきことは2つ。
①自分の楽器の今の状態
②良い状態の楽器
まず、今の自分の楽器の状態は良いのか、はたまた悪いのか冷静にみてみましょう。
調整にはいつ出しましたか?購入してからどのくらい経ちましたか?
実際に自分の楽器が今どういう状態であるかを知るのは難しいことだと思うのですが、例えば誰かの楽器を吹かせてもらう、楽器屋さんで試奏するなど、他の楽器と自分の楽器を比べてみるのはアリです。
自分の楽器には自分の癖がついている場合もあるので、大抵自分の楽器が吹きやすいと思うと思います。リードも自分の楽器に一番合っていると思いますし。
ですが、もちろん逆のパターンもありますよね。
今までこの楽器しか知らなかったけど、こっちの楽器の方が吹きやすい、音色が好み、など発見があるかもしれません。
自分の楽器だけに固執し過ぎず、時々他の楽器を吹いてみることは良いことだと思います。
客観的に自分の楽器を見てみましょう。
楽器のチェックポイントについての記事も参考にどうぞ。
②自分に合うリードを知る
書いておいてなんですが、自分自身もまだまだ自分にあったリードがどんなリードなのか、はっきりとはわかりません。
ですが、ざっくりとで良いので、
このリードは吹きやすいなあ。
このリードは楽に吹けるなあ。
このリードの音色が好きだなあ。
このリードは音程がとりやすいなあ。
など、直感で良いリードを感じとっていきましょう。
リードは奥が深過ぎて、考えれば考えるほど(特に自作している方ほど)沼にはまっていくと思います。
なので、吹いた時の第一印象、直感を常に大事にしましょう。
それがあなたの吹きやすいリードに繋がっていきます。
リードのチェックポイントについての記事も参考にどうぞ。
③良いリードを知る
自分に合うリードを知るためにも、良いリードとはどんなものなのか知ることが必須です。
良いリードに出会うだけで、オーボエってこんなにも楽に吹くことができるんだ!と思い知らされます(笑)
もちろんそのリードを自分で作る、そのリードに出会う、それを維持するのが難しいのですが…
楽器同様、いろんなリードを吹いてみましょう。
しかし、上手い演奏をするからといって、その人のリードを借りたとしても、あなたが上手く吹けるかどうかはわかりません。
それはなぜかというと、相性があるからです。
アンブシュアの記事でも解説しましたが、人それぞれ筋力や骨格は異なります。
なので、同じ楽器、同じリードであっても同じように演奏できるとは限りません。
むしろ吹きにくいこともあるかも…しれません。
ですが、それはそのリードがあなたに合わなかっただけで、あなたに問題があると思わないようにしてください。
もちろんアンブシュアや支えなど、自分の体の中で大切な要素もたくさんあるのですが、筋力がないなら楽に吹けるリード選ぶなど、今の自分に合わせたリードを選択できるようになっていきましょう。
④好きな音色を知る
オーボエは特にリードによって音色に個性が出てきます。
なので、いろんな音色をしたプロがいますし、どれが良いというわけではなく、あくまで好みの世界です。
なので、自分がどんな音が好きで、どんな音を出したいのかを知りましょう。
オーケストラの演奏を聞いても良いと思いますし、今はYouTubeもありますしね。
気軽にオーボエの音を聴くことができます。
自分の好きな音をぜひ見つけてください。
漠然と「良い音になりたいなあ」と思っていても良い音になるわけがありません。
良い音と感じる音も人それぞれ。自分が良い音と思う音をイメージしながら吹きましょう!
まとめ
音楽というのは限界がないとは良く言われますが、良い楽器・良いリードというのにも限界はありません。
プロというのは、そういうものを常に探し求めて、より良い状態のもの(リード、楽器)を追い求めるからプロになれるし、プロでい続けらるんだと思います。
プロでも楽器の状態が悪い、リードが鳴りにくい、という状態では良い演奏はできません。
もちろんタンギングが綺麗に早くできるとか、音量の差が大きいとか、単純な技術も必要ではありますが、そもそもそういう技術も求めるからできるようになると思うんですよね。
要は、”気持ちが大事”、ということです。
スポ根みたいになってきましたが、もちろん”気合で乗り切れる!”という話ではありません。
つまりは、とりあえず練習する、とりあえずロングトーンする…よりも先に、
●今の自分の楽器の状態はどう?
●良い楽器ってどんなのか吹いてみてください!
●今の自分のリードは吹きやすい?
●自分にとって吹きやすいリードとはどんなものでしょうか?
●どんな音色が好みで、どんな音で演奏したいですか?
●いろんな音色を聞いてみましょう!
…これだけで、その後の練習の充実度が絶対変わってきます。
無駄に長時間練習するのではなく、良い状態で集中した練習をしましょう。
今回は具体的なことが何も書けていないので、ぜひご質問等お待ちしています!
それでは!
きくたまch
ブログ担当
たまご
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