「口がバテる」から解放!症状は2つある!

オーボエ

オーボエ吹きの悩み、「口がバテる!」

もう疲れて吹けない〜

唇がもう耐えられない〜

・・・などなど、少ししか吹いていないのに、口がバテてしまってもう吹き続けることができない!ということはありませんか?(何時間も連続で吹いていて、口が疲れてしまうのは平常なので、ここでは割愛します)

 

フルートやクラリネットなどほかの木管楽器の人は、あまり口がバテるということがないそうです。

 

オーボエという楽器は他の木管楽器に比べ口がバテやすいということは念頭におきながら、「口のバテ」について解説します。

口がバテている状態は大きく2通り!

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その2通りとは、

 

  • ケース①「唇が巻けなくなってもう吹けない!」
  • ケース②「歯形がついてしまってもう吹けない!」

 

以上の2通りです。

ケース①「唇は巻けなくなってもう吹けない!」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: kuchibiru_kasakasa_man.png

最初は良い感じで吹いていたのに、だんだん巻いていた唇が出てきてしまい、しかも巻き込めない・・・

休みの度に唇を巻き直してアンブシュアを作り直しても、吹いているとまたすぐに唇が出てくる・・・

 

それがケース①「唇が巻けなくなってもう吹けない!」です。

 

この原因には、リードに息が入らないことが挙げられます。

 

息が入らないリードを使っていると、音を出すために強い息を入れないといけないことになります。

 

そうすると巻いている唇もその強い息圧に耐えないといけないことになり、巻いている唇をキープするのに力を入れることになります。

 

すると巻いてある部分がもう耐えられない!となり、巻けなくなって唇が外に出てくるのです。

 

また言い方を変えると、息圧を上げるためにスピードの速い息を出すことになり、それが効率よくリードに入っていかないため、リードを抑えている唇に息が当たり、唇が耐えられなくなるのです。

 

息が入らないリードのことを、「重い」と表現する人もいますので、その人にとっては「重い」リードがバテる原因ということになります。

 

このリードの「重い」や「軽い」は、人によって感じ方が異なるので、バテるのはリードが重いせいだ、というのは一概には言えません。

 

また、リードは開きすぎているとよくありませんが、閉じすぎていると息が入りにくくなるため、この現象が起きます。

 

それでは続いて、ケース②を見てみましょう。

 

ケース②「歯形がついてしまってもう吹けない!」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sick_koushin_herpes.png

さて、2つめのケースは、リードを噛んでしまって耐えられなくなるケースです。

 

こちらも、最初は良い感じで吹いていたのに、リードを噛んで吹くことで、巻いてある唇の裏に歯形がつき、痛くて吹けなくなるパターンですね。

 

これが、ケース②「歯形がついてしまってもう吹けない!」です。

 

それでは、リードを噛むとはどういうことなのか、考えていきましょう。

 

リードを噛む原因には、ケース①とは逆に、リードに息が入りすぎることが挙げられます。

 

リードに息が入りすぎるのは、リードが開きすぎか、削りすぎが原因として考えられます(もちろん削り方や材のもともとの厚さにも関わってきますが)。

 

ぱっと吹いた感じはすぐに鳴って発音もしやすかったりしますが、コントロールするためにリードを噛んで息の量を調節するため、唇が耐えられなくなり吹き続けることができません。 

 

また別の原因もあります。

 

音程が低いと常に音程を上げないといけないことになり、無意識のうちに噛んで音程を上げようとしてしまいます。

 

リードを噛んで音程を上げ、リードの開きが小さくなり息が入りにくくなって・・・最悪のパターンですね。まさに負の連鎖。

 

じゃあ、自分に合った吹けるリードなんて、全然ないんじゃないか・・・?と感じると思いますが、それをカバーするために助けとなるのが『支え』です。

トレーナー
トレーナー

支えを使って〜!

先生
先生

支えが足りていない!

など、簡単に言う人もいますが、実際問題『支え』が何なのかわかっている人は少ないんじゃないか、と思います。

私自身、『支え』が何なのか具体的に教わったのは、大学を出てからでした。

自分自身でわかっていればもちろんよかったのですが、なかなか『支え』がわからなかったんですよね。

ですが、『支え』がわかったらとても楽器を吹くのが楽になりました。

また詳しく説明しますが、『支え』=『圧力』です。

支えを作るというのは、決して腹筋に力を入れることではありません。

まとめ:どのように口がバテているのか観察してみましょう!

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今回は、オーボエ奏者の「口のバテ」について考えてみました。

リードのくわえ方によってもバテ具合はもちろん変わってくるので一概には言えませんが、もし現在ケース①、②のような症状で悩んでいる方は、自分が出したい息と使っているリードの相性を見直してみましょう。

あなたはどんなスピードの息で吹きたいですか?

使っているリードはどんなタイプですか?

残念ながら今回の記事で解決しない場合もあると思います。

先ほど書いたように、口のバテはリードだけでなく、リードのくわえ方が少し間違っていたり、お腹の支えが足りなかったりしても引き起こされるからです。

この記事だけですべてが解決できず申し訳ありません・・・ですが、ひとつひとつ原因を探っていきましょう。

アンブシュア、支えについても今後解説していきます。

たまご
たまご

口がバテるのは当然!しかし、バテにくくするために吹き方やリードを見直していきましょう!

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