オーボエの名手をおすすめ動画と一緒にご紹介します!①

オーボエ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今現在、オーボエ奏者としては避けては通れないエチュード、HINKE(ヒンケ)の動画を鋭意作成中です。

少しずつではありますが、公開していけたらと思っておりますので、ぜひ練習のお供にしていただけたら嬉しいです。

世界三大巨匠

さて、何回かに分けて世界的なオーボエの名手を独断と偏見で紹介していきますが、まず今回は世界三大巨匠を紹介します。

世界三大巨匠

●ハインツ・ホリガー
●モーリス・ブルグ
●インゴ・ゴリツキ

それぞれおすすめの動画もYouTubeから一緒に紹介します。

ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger)

Mozart:Oboe Quartet K.370

●スイス出身
●1939年生まれ(81歳!!!!)
●オーボエ奏者、指揮者、作曲家
●1959年ジュネーヴ国際音楽コンクール優勝
●1961年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝
●オーボエの神様

オーボエの神様とも称される、ハインツ・ホリガー氏です。

なんと今年(2020年)81歳…!今現在もなお現役で、オーボエ奏者、指揮者、作曲家として活躍されています。

自作自演も数多く行っていますし、ホリガー氏のために書かれた曲も多くあります。

Berio:SequenzaⅦ(Heinz Holliger, Oboe)
Haydn:Oboe Concerto

ハインツ・ホリガー氏はリグータ社のオーボエを長く愛用しています。

どちらかというと細身のオーボエで、明るく滑らかな音色感が特徴です。

楽器のメーカーの特徴はこちらの記事でまとめています。ぜひご参考ください!

この後紹介するブルグ氏とゴリツキ氏は教育者・指導者としても世界各地で活躍されて有名ですが、ホリガー氏はあまり弟子が多いイメージはありません。

来日されることは非常に多いですが、最近は指揮者として日本のプロオーケストラを指揮されることが多いのではないでしょうか。

若いアーティストと共演することも多く、東京交響楽団の首席オーボエ奏者・荒木奏美さんと共演していた(2017年)こともあります(歳の差50歳くらい?!)

昨年は80歳記念としてたくさんのコンサートをされていましたね。

2019年の来日演奏会スケジュール

80歳とは思えぬスケジュールと移動距離です…

モーリス・ブルグ(Maurice Bourgue)

Saint-Saens:Oboe Sonata

●フランス出身
●ホリガー氏を同じく1939年生まれ(81歳!)
●バーゼル交響楽団、パリ管弦楽団のオーボエ奏者を歴任
●1961年ミュンヘン国際コンクール第3位(ホリガーが第1位)
●1963年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位
●1967年ミュンヘン国際コンクール優勝
●1968年プラハの春国際音楽コンクール優勝
●指導者として数多くの弟子を輩出
●指揮者としても活躍

ものすごい経歴の持ち主であり、ホリガーと同じく今年2020年で81歳という…

日本で開催される国際オーボエコンクールの審査員長も務めています。

ちなみに、2015年の国際オーボエコンクール・軽井沢では、先ほどホリガーと共演したと紹介した荒木奏美さんが優勝しています。

Zelenka:Triosonata

ホリガー氏とブルグ氏が共演というすごい録音です。

結構この2人が共演しているものは多く、YouTubeでもいくつか見られます。

ブルグ氏もフランスのリグータ社のオーボエを愛用しています。

リグータ社製オーボエの音は繊細な響きですが、ホリガー氏もブルグ氏もとてもダイナミックな演奏もされます。

また、ブルグ氏は世界各地でマスタークラスを行っており、日本人でレッスンを受けたことがある方もとても多いです。

インゴ・ゴリツキ(Ingo Goritzki)

Mozart:Oboe Concerto K314

●ドイツ出身
●1939年生まれ(81歳…!)
●バーゼル交響楽団、フランクフルト放送交響楽団の首席オーボエ奏者を歴任
●ハノーファー州立音楽演劇大学、シュトゥットガルト音楽演劇大学で教鞭をとる
●バッハ、モーツァルトなどの原典版復元にも力を入れている

ドイツの巨匠と言えば、インゴ・ゴリツキ氏ですね。

(スイスのホリガー、フランスのブルグ、ドイツのゴリツキ、3大巨匠全員1939年生まれ!)

上の動画の写真はものすごく若い時のものです。

NHK交響楽団の首席オーボエ奏者、青山聖樹さんの師匠でもあることから、彼の教えている武蔵野音楽大学でよくマスタークラスをされています。

その他、世界各地でもマスタークラスを開催しています。

ドイツのフランク社のオーボエLFを使用しています。

先に紹介した2人の巨匠とは対照的に、ドイツの王道的な重厚でふくよかな音色、響きがします。

まとめ

世界的名手はまだまだ他にも大勢いらっしゃいます。

今は新型コロナウイルスの影響で来日が難しいですが、世界の多くのオーボエ奏者が日本でマスタークラスや演奏会のために来日しています。

クラシック音楽と言えばやはり本場はヨーロッパで、ヨーロッパ出身のプレイヤーの演奏が聞ける、レッスンを受けられる・聴講できる機会というのは、とても有意義なものです。

ぜひぜひ楽器屋さんなどの演奏会、マスタークラスの情報もチェックしてみてくださいね!

さて、これからもどんどん紹介していきます!

それでは!

 

きくたまch
ブログ担当
たまご

コメント

タイトルとURLをコピーしました