こんにちは、きくたまchのたまごです。
ヒンケのエチュードを再びアップいたしました。
改めて吹いてみると、楽譜は簡単なのに難しい…奥深いなと思います。
ソロコンテストで使えるおすすめオーボエの曲を紹介
今日は、中学・高校生におすすめのソロコンテストで使える曲をご紹介します。
(コンテストによって制限時間が異なるので、カットする必要がある曲もあると思いますが…)
ソロコンテストとは
そもそもソロコンテスト(通称:ソロコン)とは、どんなコンテストかというと、管楽器とピアノ、もしくは管楽器のみ(無伴奏)で演奏し、審査されるコンテストのことです。
吹奏楽の世界では、夏〜秋の吹奏楽コンクール、冬のアンサンブルコンテスト、冬〜春のソロコンテストが主なコンクール系イベントですね。
ソロコンおすすめの曲
ソロコンでは、伴奏はピアノに限られています。
なので、無伴奏とピアノ伴奏に分けて、紹介していきます。
独断と偏見で、
①難易度(★が多いほど難しい)
②スタミナ(★が多いほどスタミナがいる)
③合わせ難易度(ピアノとの合わせの難しさ、★が多いほど合わせが難しい、無伴奏では省く)
という3要素において5点満点(?)で表してみました。
つまり、★が多いほど難しく、体力的にもきつく、ピアノと合わせるのも大変…ということになります(笑)
その分レベルの高い曲ということになり、アピールできる部分も多いのではないかなと思います。
ですが、難しい曲の方が点数が高くなる、簡単だから評価されない、ということはもちろんありません。
どんな曲でも、曲を理解し表現の幅を広く演奏することができるのが一番だと思います。
無伴奏(ピアノなし)
B.ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容
難易度 ★★★☆☆
スタミナ ★★☆☆☆
イギリスの作曲家、ブリテンが作曲した、6つの小曲からなる無伴奏曲です。
ひとつひとつが神話が元になった曲で、とてもイメージが湧きやすい曲ばかりですし、楽譜上は難しそうでややこしそうに見えますが、意外とそうでもありません。
G.P.テレマン:12のファンタジー
難易度 ★★★☆☆
スタミナ ★★★★☆
バロック時代の作曲家、テレマンが作曲したフルートのための無伴奏曲ですが、オーボエでもよく演奏されます。
それぞれ調が異なるので、得意な調で選曲するのもアリですね。
奏者によって自由に装飾している(バロック時代あるある)のでいろんな音源を聞いてみてくださいね。
無理に装飾する(アレンジする)必要はないと思います。
楽譜にはオーボエ版はなく、オーボエの人もフルート版を使っています。
オーボエ+ピアノ
ルイエ:ソナタ ハ長調
難易度 ★☆☆☆☆
スタミナ ★★☆☆☆
合わせ難易度 ★☆☆☆☆
全4楽章からなるオーボエ・ソナタです。
とてもわかりやすく指も難しくないので、楽器を始めたばかりの方におすすめです。
アルビノーニ:オーボエ協奏曲
難易度 ★★☆☆☆
スタミナ ★★☆☆☆
合わせ難易度 ★☆☆☆☆
アルビノーニのオーボエ協奏曲はたくさんありますので、お好みの一曲を選びましょう。
個人的にはOp9-2が一番好きです(笑)
テレマン同様、バロック時代の曲は、奏者が自由に装飾している(楽譜には無い音を足したり、変形させてたりしている)ので、聞く音源によって違いがあります。
アルビノーニなど古い巨は、IMSLP Petrucci Music Library(著作権の切れた楽譜を無料で閲覧、ダウンロードできるサイト)に楽譜があるかもしれません。
私が好きなオーボエ奏者、NHK交響楽団の池田昭子さんもCDを出されています。
ドニゼッティ:ソナタ ヘ長調
難易度 ★★★☆☆
スタミナ ★★★☆☆
合わせ難易度 ★★☆☆☆
ドニゼッティのオーボエソナタは、AndanteとAllegroの2部構成となっており、短い時間でもとてもメリハリのついた演奏がしやすいと思います。
ハイドン:オーボエ協奏曲 ハ長調
難易度 ★★★☆☆
スタミナ ★★★☆☆
合わせ難易度 ★☆☆☆☆
ハイドンのオーボエ協奏曲をやるなら、第一楽章をカットして演奏するのが良いと思います。
かなり速いパッセージがあります。
協奏曲なので元々はオーケストラの伴奏です。
サン=サーンス:ソナタ
難易度 ★★★★☆
スタミナ ★★★★☆
合わせ難易度 ★★★☆☆
全3楽章で構成されており、1楽章はゆったりとしたせせらぎのような楽章で、2楽章はad libitumという自由な部分と牧歌的な中間部で成り、3楽章はテンポも早く技巧的なので、選ぶ楽章でかなり難易度は変化すると思います。
シューマン:3つのロマンス
難易度 ★★★★☆
スタミナ ★★★★★
合わせ難易度 ★★★☆☆
メロディーは美しく、他の楽器でも演奏されるほど愛される曲ですが、なんと言ってもスタミナが…(笑)
カリヴォダ:サロンの小品
難易度 ★★★★★
スタミナ ★★★★★
合わせ難易度 ★★★☆☆
ト短調のメロディーから始まり、中間部はバリエーションになっていて、とても技巧的です。最後にはブレスもできないほどの勢いとラストの高いソの登場で、ものすごい盛り上がりを見せます。
ボザ:ファンタジー・パストラーレ
難易度 ★★★★★
スタミナ ★★★★☆
合わせ難易度 ★★★★☆
パリ音楽院の卒業試験のために書かれたと言われています。
そのためか短いながらも、最初のカデンツァから始まり、牧歌的で心象風景のような中間部、そして最後のリズミックな終曲部と、盛り沢山の内容です。
コリン:ソロ・ド ・コンクール
難易度 ★★★★☆
スタミナ ★★★★★
合わせ難易度 ★★★☆☆
定かではないですが、調べてみたところNo1〜8の計8曲あります。
曲名の通り、いろんな要素が短い曲の中にもたくさん詰まっており、コンクールにぴったりの曲だと思います。
まとめ
オーボエとピアノの曲はもちろんまだまだまだまだあります…!良い曲もたくさん数えきれません。
ただ、ソナタや協奏曲はとても長いので、ソロコンテストなどではかなりカットしないといけなくなります。
そうすると、曲の良さを伝えることができなくなってしまったり、無理やりなカットになってしまって不自然に聞こえてしまうので、カットの方法には注意しましょう
本当は制限時間内に収まる曲を選ぶのが一番良いと思います。
他にもおすすめの曲があれば、紹介していきますね。
それでは!
きくたまch
たまご
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